建設会社がSNSを採用戦略に取り入れるべき理由

建設会社の採用活動において、人材確保の課題に直面していませんか?ホームページや求人情報サイトで募集しても応募者が来ず、悩んでいる経営者の方は少なくありません。今回はそんな課題を解決する為に、SNSを使った採用活動についてお話しします。
1. 潜在層にも直感的に伝わる
SNSを広告宣伝の為に利用するのは分かるけど、採用活動にも使えるの?と思われた方もいらっしゃるかも知れません。
ホームページや求人情報サイトではどうしても表面的な情報になりがちです。SNSを使うことで、建設現場の写真や社員インタビュー動画などを通して雰囲気が伝わりやすく、親近感を持ってもらいやすくなります。
また、SNSユーザーが求職目的を持ってアクセスしなくても、求人情報を目にする機会を作ることができるため、就職・転職潜在層へのアプローチもできます。
2. 若年層に届きやすい
業界全体で人手不足が叫ばれる中、建設業従事者の高齢化も大きな課題です。長い年月をかけて培ってきた、職人の技術こそが建設業を支える根幹です。その技術を次の世代に継承するためにも、若い人材が不足している課題は避けて通れません。若い世代の大多数が利用しているSNSを採用活動に利用することで、「SNSを見て応募しました!」という活気に溢れた声が届くかも知れません。
3. 採用コストを削減できる
SNSを自社運用する場合はアカウントの作成から運用まで、基本的な機能は全て無料で利用できます。「ただでさえ建設現場も社内も忙しい毎日なのに、不慣れで細かい作業なんて出来ない」という方は、SNS運用代行を利用するのも一つの方法です。決められた予算の中で運用でき、コストを抑えて採用活動を進められます。
4. ミスマッチが防げる
履歴書やかしこまった面接だけでは、求職者の人となりは分かりにくいものです。SNSユーザーの多くは日常の情報などを自ら発信しています。投稿内容を見ることで、どんな価値観なのか、建設業に向いているかを事前に把握でき、「この人思っていた人と違う!」という、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
5. 注意点
ただし、SNS採用には即効性に欠ける、定期的に投稿する必要があり手間がかかるなどの課題もあります。実際にSNS採用を導入したものの、残念ながら中止してしまう企業があることも事実です。これまで行ってきた採用活動と並行して行い、中長期的な視点を持つことが大切です。